北向きの間取りで考えたいことは?土地を購入する前に知っておきたい事!

北向きの家というと、「日当たりが悪い」「ジメジメしそう」など、ネガティブなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

しかし、最近では家が北向き・南向きにかかわらずどんどん建てられているのも現状。

昔からよくないとされていた北向きの家にはどんな特徴があるのでしょうか。北向きの家のメリット・デメリットを併せてご紹介したいと思います!

北向きの間取りのメリット3選

まず、北向きの間取りのメリットを3つ、ご紹介します。

場所が気に入っているのであれば、北向きだからといって候補からすぐに外してしまうのは、あまりに勿体無いこと。

北向きの間取りにも、現代社会ならではのメリットがたくさんあるのです。

メリット①南側に部屋を広くとれる

北向きの間取りのメリットのひとつとして、北側に玄関や駐車場、行き来の多い水回りをまとめた、家事楽動線にできることが挙げられます。

南向きの窓からは光が多く取り入れられるため、南側に面積の大きいリビング・ダイニングや子供部屋を配置するのが、間取りを考える最初のポイント。

そして、北側には寝室などのあまり採光を必要としない居室を配置するのが、うまく間取りをまとめるコツです。

北側にキッチンや洗面所・お風呂を配置することで、買い物後はキッチンに直行したり、汚れた服を着て帰ってきた子供をすぐにお風呂に入れたりすることも可能なのです。

家族が集まるリビング・ダイニングを光が一番入る南側に配置することで、暖かい日差しを浴びながら家族みんなでくつろいだり、お昼寝したり。南側に道路からの視線を気にせず大きな窓を設けられるのも、北向き玄関ならではなのです。

メリット②南側に日当たりの良い庭を作れる

敷地の北寄りに建物を立てると、日当たりの良い南側に庭を作れます。道路に面していない庭のため、プライバシーが保たれ、布団や洗濯物を干すのにも最適なんです。

ウッドデッキを設置すれば、家族でゆっくりバーベキューをしたり、夏場にはプールを設置して水遊びを楽しんだりと、プライベートな空間を楽しむのにはもってこいのスペースになりますよ。

メリット③土地が安い

北向きの家というのは、『北側に玄関がある家=北側道路』のこと。実は、北側道路の土地は南側道路に比べて坪単価が10〜20%程度安くなることがあります。

これは、一般的には「北向きの家は日当たりが悪い」と思われており、南側より人気が低いからだと考えられます。

でも、先ほどご紹介したように、南側にプライベート空間を作りやすくなるため、狭小地であればあるほど北向きの家のメリットは大きくなるんです。

北向きの間取りのデメリット3選

こちらでは、北向きの家のデメリットを3つご紹介します。

北向きの間取りは、日当たりが悪いことで知られているかと思いますが、どのような影響があるのか、またその解決策をしっかり考えてみましょう。

デメリット①玄関側の日当たりが悪く花木が育たない

玄関は、マイホームの顔となる部分。花壇に花や庭木を植えて、彩りたいところですが、北側では十分に日当たりが取れず、日向でグングン育つような花木が育たないことも。

そういった場合は、日陰でも育つような強い植物を植えたり、日当たりを考えて植える必要があるので、植えられる種類や範囲が狭まってしまうことがデメリットとして挙げられます。

玄関側に花木を植える際は、十分日当たりに注意して、こまめにお手入れをしてあげましょう。

デメリット②南側に高い建物があると光が入らない

南側にマンションやビルなどの高い建物がある場合は、太陽の光が遮られてしまうため注意が必要です。

ここで気を付けたいのは、住居開始の時点では何も建っていなかったとしても、数年後にマンションが建ってしまうこともあるということ。

周辺に高い建物がないか、建つ計画はないか、土地を決める前に十分確認することが大切です。

デメリット③鬼門・裏鬼門を避けにくい

間取りを考える上で「鬼門・裏鬼門」という要素があることはご存じですか?鬼門とは、北東の方角のこと、裏鬼門(うらきもん)は、鬼門と反対の方角(=南西)のことで、陰陽道では、北東と南西は陰陽の狭間で不安定になるとされています。

鬼門・裏鬼門ともに配置するのを避けるべきとされているのは、①玄関・門②キッチン③トイレ・お風呂などの水回り。北側に玄関があると、鬼門(=北東)に玄関やトイレを配置しないというのは逆に困難で、避けにくい場所なのです。

なお、鬼門・裏鬼門というのは、「夏は暑く冬は寒い」日本の気候ならではの『生活の知恵』だった側面も大きく、住宅設備が整っていなかった時代では無視できないものでした。

しかし現代では、気候の変化にかかわらず快適に過ごせる住宅設備が整っているので、そういった面ではあまり気にする必要はないでしょう。

鬼門・裏鬼門を気にするあまり、間取りがおかしなことになってしまうのは避けたいところですね。

まとめ

北向きの家には、住宅設備が整っている現代社会では、逆に狙い目と言えるかもしれません。

建て売りの家を購入するときや、注文住宅を建てるときは、北向きだからと言ってむやみに避けたりせず、一度検討してみてはいかがでしょうか。

メリット・デメリットを併せて考えてみて、家族にとってはどちらを取るのがベターなのか選択する必要があります。

ここで大切なのは、「ベスト」ではなく「ベター」な選択を心がけること。安くて立地が良い【100点の土地】というのは無いので、家を建てる前にしっかり考えていきましょう。